きららタイムアニメブログ

きららっぽいアニメはあるが、○○っぽいきららはない。

【こみっくがーるず】第12話 感想・考察 ひとりでも、みんな一緒。奇跡のような日々をありがとう 【最終回】

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退寮の日と原稿の締め切りが間近に迫ります。が、かおす先生は緊張とプレッシャーがたたって原稿が進みません。先に寮を出て行く仲間たち。先生はひとりになります。

第12話、最終回です。

 

ストーリー

(私の的外れ注目ポイントまとめ記事は忘れてください)

4羽のメジロが仲良く並んでいます。どこかの誰かさんたちを彷彿とさせます。

始まってまず、寮にてかおす先生と編沢さんのお電話。なんと、前回めでたく掲載が決まったかおす先生の漫画、社内では大好評のようです! やった!

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……しかし、賛辞の声で特に多かったのがモブキャラと背景に対してで、それは先生の作業箇所ではないのでした。ありがとう、そしてすまぬ、小夢ちゃん・翼さん・琉姫さん。

やっぱりまだまだへっぽこの先生、ひとり丸くなって呻き声を上げます。次は漫画の後編を2月2日、退寮の日までに仕上げる必要があります。どうなるのか。

 

オープニングは無しのようです。緊張。

 

~CM~

 

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文芳社で、編沢さんにネームのチェックを受けるかおす先生。いつもの光景です。そしてボツを頂戴します。いつもの光景です。煙草を咥えながら(!)厳しい言葉を次々と並べ立てられます。ついにはを噴かれました。

……はい、かおす先生の夢オチでした。追い詰められた漫画家は、えてしてこういう悪夢を見るのです。先生の傍らでは小夢ちゃんも寝ぼけていて、なんと先生のほっぺたにかぶりつくのでした! 羨ましすぎる最高の夢です!

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朝になって、寮の前にてみんなで集合写真を撮ります。なんだか冬っぽい色合い。微笑ましいのですが、最後の記念と思うと少し悲しいですね。あと10日で寮とお別れ、しばらくみんなと会えなくなる――と、寮母さんは呟きます。

実は先程のかおす先生の悪夢の中で、編沢さんが「新しい寮」と言っていました。安心することに、先生たちの寮生活がこれで終わるわけではないようです。でも、寮母さんにとってはそれで万事問題なしということはないのだと思います。学生時代を過ごした思い出の場所がなくなること、先生たちとしばらく離れること、色んな悲しみや寂しさを抱えているのでしょう。それを隠して微笑む、優しい寮母さんです。

退寮ということで、みんな実家に帰ることになります。期限は2月2日ですが、家の事情もあって帰省の日はバラバラのようです。みんな揃ってお別れとならない、寂しいような、寂しくないような、視聴者的には複雑な気分です。先生には、どうなのでしょうか。

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ここで登場するのが私のフーラ先輩! 可愛い! でも、なんと先輩は今日が帰省の日だそうです。嘘だぁ……。先輩、ずっと大好きです。

みんな先にいなくなってしまう――。かおす先生の寂しげな表情が印象的です。先生と私の心に乾いた冬の風が吹きます。

 

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ポニテかおす先生可愛い。カレーうどんを食べながら、4人で食卓を囲みます。

帰省の日と漫画の進捗を聞かれ、かおす先生は顔が真っ青になります。やっぱり後編が詰まっているようです。あばばばば。緊張とプレッシャーが先生を苦しめ、ペン入れの手を止めます。優しい小夢ちゃん、先生にかまぼこをあーんしてあげます。羨ましすぎるのですが、胃の弱った先生には効果がありませんでした。

 

庭に琉姫さんと先生がいました。原稿に詰まったときの身体の動かし方を琉姫さんが伝授してくれるようです。さするき!

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「そいやー!」「そいやー!」「そいや」「そいや」

掛け声が某薪割り漫画そっくりです。琉姫さんのへそチラ最高です。さするき!

通りがかったジャージ姿の翼さんに、くびれとバストアップの体操とつっこまれます。その流れで、かおす先生、今度は翼さんのランニングについていくことに。暴走した翼さんはともかく、自分のペースを維持した良い運動ができたようです。

「お菓子を食べられないときはごはん、ごはん」と小夢ちゃん。胃に優しい食事を作ってくれる寮母さん。みんな、先生を元気づけようとしてくれています。優しい世界ですね。

みんなのおかげで身体の緊張がほぐれたかおす先生、しかし頭はまっすろなままペン入れは進まないのでした。みんなで一緒ならがんばれる……! と思いきや、明日にはみんな帰ってしまうそうです。みんなで一緒……遺書……。

 

そんなわけで、本当にかおす先生以外の帰省の日となります。翼さんもロングヘアーモードです。先生の元には後からお母さんが迎えに来るそうで、ぎりぎりまで残ります。

いつでも帰れるように原稿を進めていた小夢ちゃんたち、それに比べて自分は――と、かおす先生は自分を卑下します。プロの凄さ、連続掲載の壁を思い知ります。瞳に涙を浮かべ、感極まった先生は、

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「いってらっしゃいませ、立派な漫画家さまたちいぃ!」

こらんしょ福島(意訳:福島においで)の旗を振って、みんなを送り出します。この人をひとりにして大丈夫だろうか。

 

住人のいなくなった寮は静まり返っています。とは言え、かおす先生は気合を入れます。髪型をポニーテールにすると、顔の前に垂れて視界が見えなくなりました。三つ編みに戻そうとすると、コードに足を引っかけて大転倒を起こしました。「私って、ひとりでいると本当にしょうもない生き物」。どんどんネガティブに陥ります。

 

編沢さんに後編の催促のお電話を受けます。かおす先生、情緒不安定でした。孤独が情緒を不安定にさせるようです。その想いを涙混じりに打ち明けますが、内容は支離滅裂です。締め切りが迫っているのが漫画家っぽくて嬉しいと笑うこともあります。なんだか危ない状態に見えます。

今度はネコのにゃおすが遊びに来てくれました。にゃおすに癒されながら、ネコに囲まれていた実家の暮らしを思い出します。

次は美少女フィギュアです。第1話以来封印されていた、久々のかおす劇場が始まります。かおす劇場 復活編です。孤高のアイドル・るかにゃんが先生を元気づけます。ひとりでフィギュア遊びをしたりアニソン歌ったりするのがいつもの私!

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寮母さんに見つかって恥ずかしいことになりました。思わずお母さん呼びです。

 

寮母さんはかおす先生のためだけに美味しいご飯を作ってくれます。

「ここでは私がお母さんなんだから」

寮母さんの温かい言葉です。あばー!(ママー!)

思いきり甘えてしまいます。

 

机に突っ伏して眠ってしまっていた先生。起きてすぐに漫画に取りかかる姿が、本当に健気で素敵だと思います。そのとき、寮母さんが部屋に来て、先生にお客さんが来たことを告げます。誰でしょうか?

下の階では、なんだか先生によく似た着物姿の女性が待っているのでした。

 

~CM~

 

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先生に似ている、でもすごく大人な雰囲気のその方は、先生のお母さんでした。約束より一週間はやく来てしまいました。そしてお母さん、娘を「かおす先生」呼びです笑

しばし憩いのとき。お母さんは娘のアルバムを持って来てくれていました。というわけで、かおす劇場 回想編です。ロリかおす先生、可愛い。縄跳び、豆まき、けん玉、クリスマス……どの写真でも先生は泣いていました。でも、一つだけそうではない場面がありました。それが、お絵かきです。

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お絵かきのときだけは泣き止んだというロリかおす先生。絵の上手さや漫画の面白さをお母さんはべた褒めします。いいお母さんですね。もちろん先生の前編が載った雑誌も購入済みです。その名前はまんがタイムきららケイオス笑 まるでかおす先生のための雑誌じゃないですか!

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「お饅頭と一緒にきららケイオスもどうぞ~」

買いすぎて、近所の方々にも配っているそうです。こりゃすごい。

優しいお母さんの愛ですが、今の先生には重荷かもしれません。自分より上手くて努力を続けている人がたくさんいるという現実を、先生は吐露します。お絵かきが辛くなったの、と聞かれて首を横に振りますが、やはり弱々しい。

「苦しいなら帰ってきてもいいんですよ、薫子ちゃん」

慈愛の微笑み。ここ、名前呼びになるんですね。素敵です。

お母さんは先生を抱き上げます。子供っぽい扱いだけど、大きくなった、と実感します。大丈夫、まだまだ成長期です。先生は大きくなれます。お母さんも少し涙を浮かべているのが良いですね。

帰りましょうか、とお母さんは言葉をかけます。

今度は、かおす先生は弱音を吐きませんでした。

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「もう少しここにいます」「ここにいる間に、自分の力で終わらせたいんです」

やるべきことに最後まで向き合うことを決意するのでした。

 

前編の原稿を見直します。キャラクターたちの声が聞えてくる、幸せが溢れてくる。自分の漫画に泣かされてしまいます。夢みたいな世界なんです。

――自分を受け入れてくれる友達が周りにいることは当たり前じゃない。

――みんな一緒に漫画を描ける日々は、一日一日が奇跡。

今回のかおす先生は名言製造機です。

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ここ、原作一巻の表紙の再現です。本当に愛されていますね。

 

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小夢ちゃんからグループチャットです。きららケイオスの購入報告と入浴自撮りです。天使すぎます!

翼さんも琉姫さんも買ってくれたようでした。本当に素敵な子ばかりです。琉姫さんはチャットのできる携帯も買いましょう。

先生は、離れてもみんな一緒にいてくれるのだと実感します。そして、元気を取り戻し、いざ原稿に向かうのでした。

 

ここからエンディング主題歌が流れ、先生の執筆の様子が映ります。がんばって!

 

机に突っ伏す先生に、寮母さんが毛布をかけてあげます。

タブレットの画面を見るに、完成したようですね。お疲れ様です、先生。

 

1羽の鳥が飛び立ちます。

おしながきが白紙。最後の日だと思い知らされます。

かおす先生も寮を出て行くのでした。漫画は完成し、メールで編沢さんにも送ったとのこと。売れっ子漫画家さんの気分を味わえました、と終わった後だからって余裕そうな表情の先生!

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いってらっしゃい、と寮母さんに送り出されます。

 

寮母さん、誰もいなくなった寮を感慨深く振り返ります。2期では寮母さんの過去話の掘り下げをぜひ!

 

かおす先生、駅で列車を待ちながら、編沢さんの電話を受けます。締め切り寸前だった件について少し釘を刺されつつ、とても良かった、の言葉を頂きます。

先生の絵、本当に上手くなってますね。話も面白い、と編沢さんは褒めてくれます。編沢さん、いつもは厳しいけどちゃんと褒めてくれる人なんです。優しい人なんです。ゲストで前後編掲載という期待に、先生は応えることができました。

 

列車の窓から外の雪景色を見るカットはオープニングと同じですね。そのおだやかな表情の意味は、今ならわかります。伏線回収。

再び小夢ちゃんからのチャット。襲いかかるフーラ先輩の写真が送られました。やった!

と思いきやそれは間違いで、本当は4人の集合写真でした。

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Aパートで撮ってたやつですね。そしてオープニングの最後のカットにもあったものです。その写真を見て、改めてかおす先生はこれまでの幸せな日々を実感します。

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神に感謝です。

 

四季の花が映ります。これまでの駆け抜けるような輝かしい一年が思い起こされます。

そしてオープニング主題歌が流れ、EDクレジットです。4匹の蝶が飛んでいますね。

 

実家に帰ると、有名人になっているかおす先生。

 

――

 

季節は春。桜が咲き誇っています。

桜のような頭のかおす先生、重い荷物を持ってへとへとになりながら歩いています。第1話のデジャブ。でも、みんなに会いたい、という強い想いから気を引き締めて歩き出します。道すがら、3羽の鳥が並んでいました。大丈夫、もうすぐ会えるはず。

着いた先はマンションタイプになった寮です! 建て直し? 別の場所? わかりませんが、今日からここでまたみんなの寮生活が始まります。やったね!

そして小夢ちゃんとの再会です! 琉姫さん翼さんも! また一緒です! ママ、じゃなかった、寮母さんもいます! おかえりなさいって言ってくれるの良いですね。にゃおすもいますよ。

「頑張り甲斐がある。道は険しければ険しいほど」 ←名言

「漫画描こう!」

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こみっくがーるずは走り出します。

 

まとめ

かおす先生にこんなに泣かされるなんて! 

もうかおす先生じゃありません。かおす“先生”ですよ。敬意をもって、私にそう呼ばせてください!

素晴らしい最終回をありがとうございました!

この作品はかおす先生の成長物語だったのだな、と改めて認識しました。

寮に対して、場所としてではなく、仲間たちと切磋琢磨し合う時間として捉えている点は見事です。先に寮を出た小夢ちゃんたちは、かおす先生の先を進む憧れの人たちのメタファーと考えられます。先生は孤独を乗り越え、自分一人の力で漫画を描き上げることができました。アンケート最下位時代・ボツネーム地獄時代・掲載されるも自分の絵以外が褒められる時代とは大違いです。そうして胸を張って寮を出る姿に、憧れの人たちに少し追いつけた、先生の成長を見ることができます。

正直なところ、先生の連載決定が作品のゴールであるというように私は勘違いをしておりました。でも、違うんですよね。仮に連載が決まっても定期的に作品を送り出し、読者の期待にも応え続けないといけない。とても困難で、ゴールなんてありません。かつて寮母さんが挫折してしまったことです。

かおす先生は幼い頃から絵を描くのが大好きな子でした。お母さんの応援を目いっぱいに受け、仲間と助け合いながらその困難な道を進むことができます。とは言えひとりで歩く力も当然必要で、今回、先生はその力を身につけました。ひとりじゃない、でもひとりで歩いてゆける。それが大事。

元々の寮からは出ることになりましたが、改めて寮に入ることがわかりました。原作準拠のマンションタイプになりましたね。愛するフーラ先輩はもちろん、未登場の原作キャラも同じ寮に入ることでしょう。というわけで2期ですね。ええ、2期をお願いします。

 

このアニメへの個人的な評価は、SS評価とさせていただきます。

キャラ、脚本、演出、構成、美術、音楽……どれをとっても素晴らしいものでした。幸せな1年、いや1クールをありがとうございました。

 

声優さん、アニメスタッフさん、はんざわかおり先生、

本当にありがとうございました!!

 

 

以上となります。

支離滅裂で長くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。

ありがとうございました。

 

早速気分は難民です。