キルミーベイベーは復活するんだ
悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ
君は輝ける人生の、その一歩を、再び踏み出す時が来たんだ
――
というわけでキルミーの次回予告をまとめました!
キルその1「いぬをしのびてさくらさく」
一撃必中二四が八
三歩進んで五歩下がる
地獄の技の応酬に
咲いて散るのは彼岸花
海苔巻き太巻き真知子巻き
獣の毒手が死を誘う
六波羅蜜を飛び越えて
七転八倒重労働
次回、キルミーベイベー、キルその2「わざぬんちゃくでくまふうせん」
さて、どうする折部やすな
キルその2「わざぬんちゃくでくまふうせん」
一難去ってまた一難
産まれて来たのは三男坊
スプーン曲げて匙投げて
藁をも縋る雨降
謎の刃がキラリと光りゃ
知恵を絞って夢土俵
天が嘆くか地が泣くか
夜の静寂に愛が散る
次回、キルミーベイベー、キルその3「えすぱのろえばあめずもう」
さて、どうする折部やすな
キルその3「えすぱのろえばあめずもう」
一か八かの大博打
宥め賺して蝉時雨
棒とカップの化かし合い
四角四面の泥仕合
愛が愛して愛せばアイス
兎角この世は伏魔殿
五臓六腑に染み渡る
百鬼夜行の花吹雪
次回、キルミーベイベー、キルその4「あいするすいかよがしかく」
さて、どうする折部やすな
キルその4「あいするすいかよがしかく」
一子相伝二者択一
銭の花咲く修羅の道
虫取り尺取挙げ足とって
波の随意に風が舞う
幼き日々のお噺に
操る指は死の香り
煉獄火炎の只中で
唄う調べはレクイエム
次回、キルミーベイベー、キルその5「むしをまつりてうみにんぎょう」
さて、どうする折部やすな
キルその5「むしをまつりてうみにんぎょう」
一気呵成の女郎蜘蛛
風吹く街の徒花か
今日は南極明日は四国
歌舞音曲に国士無双
からくりやりくり膝栗毛
ヘクトパスカルミリバール
煙たなびく地の果てに
見よ禁断のイスカリオテ
次回、キルミーベイベー、キルその6「へそからくりでてるごおり」
さて、どうする折部やすな
キルその6「へそからくりでてるごおり」
一蓮托生闇鴉
酔って焦がれて日が暮れる
文化並べて水飲めば
嘶く馬も捲り差す
命知らずの丸い玉
刺して刺されて笹錦
誘う静寂の紅が
黒く染まって奈落道
次回、キルミーベイベー、キルその7「ぶんかおてだまできばせん」
さて、どうする折部やすな
キルその7「ぶんかおてだまできばせん」
一姫二太郎三国志
小首傾げて泪雨
俺とお前の一斗缶
油地獄の向かい風
流れる調べ揺蕩えば
知らぬ存ぜぬターゲット
霞む白夜の端境は
ヘルとヘブンの毒林檎
次回、キルミーベイベー、キルその8「はまりかなでりつきささり」
さて、どうする折部やすな
キルその8「はまりかなでりつきささり」
一網打尽の旗頭
阿修羅眺めて暮れ泥む
失くし見つけて襲われて
空虚遥々バルトロマイ
運を頼りの神頼み
明日無き我を慈しむ
熱波上気の月陽炎
混濁破壊闇を斬る
次回、キルミーベイベー、キルその9「つりつちのこしわすれえだ」
さて、どうする折部やすな
キルその9「つりつちのこしわすれえだ」
一日千秋未練鳩
命辛々雲隠れ
寒さ凌ぎの衣手に
雪は降りつつ風模様
操り飛べば待ち侘びて
赤と緑の地獄往き
視界さざめく罪と罰
過ぎる霧氷に何を思う
次回、キルミーベイベー、キルその10「さんたつららてゆきだるむ」
さて、どうする折部やすな
キルその10「さんたつららてゆきだるむ」
一も二もなく向かい風
騒ぐ稲穂は宵の口
竹が光って桃が割れ
鶴が鳴く鳴く風呂入る
鬼が西向きゃ凧東
食って詰まって夢現
かかる天河の瞬きは
七擒七縦地獄門
次回、キルミーベイベー、キルその11「ふろたこもちてはつゆめし」
さて、どうする折部やすな
キルその11「ふろたこもちてはつゆめし」
一泊二日の遣唐使
二泊三日の逃避行
語る暴挙血の虜
漂う香り薄荷脳
落ちる間際の揺り篭に
歪む記憶はほろ苦く
散る波越えて叫べども
暴き魔爪に風荒む
次回、キルミーベイベー、キルその12「ちょこがねむけてけがしっぷ」
さて、どうする折部やすな
キルその12「ちょこがねむけてけがしっぷ」
一点突破乱れ咲き
時空戦列万死の儀
冷酷非道の鉄の枷
哀れ罪箱時刻む
生まれ出ずるは苦しみに
去り行く道は別れ川
有為転変に流離うは
人の世の常心意気
次回、キルミーベイベー、ザ・ラストキル「きるがみーしてべいべする」
答えは、お前の中にある
おわりに
以上となります。
長く感じられましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。
ありがとうございました。
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