アイ! カツ! アイ! カツ! アイドルですよ、アイドル!
かなたの前に現れたのは、ビーチバレー支部に入部希望という大城あかりさん。しかし彼女の思惑は、ビーチバレーよりもアイドルになることにあるようです。さらに言えば、その先には……。
癖のある新キャラ、あかりさん。果たして彼女は仲間になってくれるのでしょうか。
そんな第7話「もう友達でしょ」。
ストーリー
アバン ~ Aパート
青空の下に可愛いアイドル衣装の女の子がいます。彼女は例のサイドポニーさん。青空は満員のドームに代わり、彼女のライブが始まりました。
……なんだこれ!?
なんとそのままアイドルソングでオープニング突入です。今回は特殊OP。
あかりレシーブ、ではなくはるかなレシーブのはず。一応。
アイドルあかりさんの光輝くライブ映像です。飛んだり、増えたり、なんでもありです。提供クレジットの間もあかりコールが鳴り止みません。
どうやら私は彼女のキャラを見誤っていたようでした。
長らく謎だった彼女は、大城あかりさんというそうです。長袖のジャージ姿が可愛いですね。固い表情が印象的でしたが、話してみると意外と朗らか。笑顔でアイドル妄想もします。ちなみに一年生で、一つ下の後輩です。
あかりさん、どうやらビーチバレーを始めたいとのこと。手には、成美さんと彩紗さんが表紙を飾るビーチバレー雑誌がありました。
同じ雑誌を、所変わって遥とクレアさんも読んでいました。成美さんと彩紗さんがワルキューレカップに優勝したことの記事が載っています。
二人はどうやらビーチバレー界のアイドルとも言うべき人気らしく、その雑誌では水着グラビアのページがいくつもあるのでした。これ100部ください!
ビーチのワルキューレ・成美さんに憧れるあかりさん。成美さんのような人気選手になり、アイドルとして注目を集め、テレビ、写真集、アーティストデビュー――など妄想が止まりません。通行人にドン引きされています。
二人がビーチに到着すると、クレアさんのストレッチがエロい。
「かなたとどなた?」ということで、あかりさんの名前と、入部希望の旨を伝えます。そのことに衝撃を受けるクレアさん、うっかり股関節にも衝撃がいきました。
クレアさんによると、部員が5名になるビーチバレー支部はビーチバレー部へと昇格できるそうです。
しかし、あかりさんはなんと「私とチームを組んでください!」とエクレアに頭を下げるのでした。……え?
アイドルになりたいあかりさんの発言はおよそビーチバレーの常識から外れたものばかりで、遥ら一同は総ハテナ状態です。かけもちでもOKて……。
そんなお誘いは、当然断られてしまいます。「私はクレア以外と組む気ないから」というエミリさんの尊いツンデレ発言も聞けましたが、あかりさんはショックの様子。
まだ遥とかなたがいるものの、アウトオブ眼中。あかりさんは入部を辞め、その場を走り去ってしまうのでした。
まるで嵐みたいな子、大城あかりさんでした。特殊OPから始まってまさしくその通りだと思います。
クレアとかなたは、何やら彼女に見覚えがあるとのこと。そんな伏線と、忘れ物のバッグを砂浜に残して、次のパートへ。
Bパート ~
「あの子友達いないですから」。
辛辣なモブキャラさんです。曰く、あかりさんは友達がいないようで、それは彼女が芸能人だから。え?
かなたの脳裏に、ある光景が飛来します。
「あそれ、わっくわくわくわく、シークヮーサー!」
可愛い!! 幼い女の子が元気に踊っています。
沖縄の人気ローカルCM、わくわくシークヮーサーのしーちゃん。それがあかりさんの正体でした。ろこどるかな? 同じく踊るかなたも可愛い。
モブさん始め周りのクラスメイトは、あかりさんを、友達を作る気がないと評します。
そんな雰囲気に、思うところのあるかなた。
小学四年生で転校してきた成美さんは、大人っぽいせいか、周囲から孤立していました。今のあかりさんと同じように、友達を作らない子と思われていた。しかし本当は、成美さんはみんなと仲良くなりたかったのです。
だから、あかりさんも本当は友達がほしいのではと、かなたは考えます。アイドルに憧れるのは、それがみんなと仲良くなれるきっかけになるから。
あかりさんに成美さんを重ねて、かなたは彼女の力になりたいと考えるのでした。天使かな? 悩んでいる子のために積極的に歩み出すかなたは、昔の自分を取り戻す(レシーブ)という目標を立派に遂げられていますね。
遥は、さすがにそれはお節介、と厳しいことを言います。しょんぼりかなた可愛い。そのうえで「けど、ほっとけないよね!」と笑顔で振り返ります。なんだ天使か。
すると、何やら遥がかなたの耳元に近付きます。そして、
耳に息を吹きかけるのでした! かなた、絶頂に達します。遥曰く、これは元カノの話ばかりする悪い子へのおしおきとのことで、やっっったぜ!!
あかりさんは階段の踊り場でいじけていました。
そこにやって来たはるかな。忘れ物のバッグを渡し、そのまま居座って昼ご飯を食べます。光と影に座る対比が良いですね。HUGっとプリキュア16話を思い出します。それにしても大きなパンです。
遥があかりさんにまず切り出したのは「寂しい?」。ぼっち飯の子に辛辣です! さらに遥は、ツンツンのあかりさんにビーチバレー勝負を申し込みます。が、取り合ってもらえません。
すると、今度はかなたです。背の低い自分にも勝つ自信ないの、と挑発します。ちょろいあかりさんは、勝負に乗せられます。
さて、エクレアも立ち会って、いつもの砂浜でかなた対あかりさんの勝負です!
が、その前に、あかりさんはエロ可愛い水着姿で日焼け止めを入念に塗ります。どうやらいつものジャージも日焼け対策だったようです。
そんなわけで、ようやく開始。ルールは、半分のサイズのコートで、あかりさんのスパイクが一回でもかなたのコートに決まれば勝利。チャンスは七回。
我らがかなた。初心者であるあかりさんの思考を読み切って、立て続けにスパイクを防ぎます! さすかな! そして勝負にも関わらず相手に笑顔でアドバイスを送る天使らしさです。
あかりさんは徐々に熱くなります。とうとう七回が過ぎてしまいますが、それでもすまし顔のかなたに一矢報いるために、勝負を続行します。アイドルは体力が命。とても負けず嫌いな子です。
良い……。負けてしまったものの、あかりさんの体力と根性は目を見張るものでした。
「楽しかったでしょ」
遥の言葉に、あかりさんも頷きます。遥曰く、人と仲良くなるにはスポーツ。自分の経験から、スポーツを通して友達がたくさんできたと話します。かなた、クレアさん、エミリさん――そしてあかりさんです。
もう私たちは友達。遥は手を差し伸べます。ツンデレなあかりさんは、みんなの笑顔に照れまくりながらも入部を承諾するのでした。やった! クレアさんもうきうきで入部届を渡します。どこから出したの……?
入部動機に「どうしても入ってほしいと――」と書く、ぶれないツンデレ。
大城あかりさん、わくわくシークヮーサーのしーちゃんの過去をいじられます。やっぱり有名なようで、エミリさんも納得、クレアさんの踊りが止まりません笑
夕暮れの帰り道。
かなたはあかりさんに、ビーチバレーを通じて成美さんと仲良くなれたことを話します。かなたは、また成美さんとビーチバレーをやりたいと思っています。ただし今度は、ネットを挟んだ対戦相手として。今カノへの配慮を忘れません。
あかりさんは、人付き合いの方法がわからなくて、昔のようなアイドルになることを目指していました。でも、遥たちと友達になれて、これからどうすればいいのかも気付けたという様子。一件落着ですね。
エクレアペアが優勝すれば自分もテレビ出演のチャンス……! ゲスい笑みを浮かべるも可愛いのでよし。
「みなさんと出会えたこと、私、本当に嬉しく思ってまーす!」
ちゃんと素直な気持ちも持ち合わせております。ちょろい。
そんなわけで、あかりさんはマネージャーっぽいポジションに落ち着くのでした。
ビーチバレー部の面々に紫外線対策の指導をします。奔放なクレアさんにツッコミを入れたり、しーちゃんいじりで反撃されたりと、すっかり部に溶け込んでいるようで良かったです。
盛り上がってきたビーチバレー部。テンションの上がる遥を先頭に、いつもの砂浜に向かいます。すると、そこに謎の金髪美女がいました。
エクレアのママ、マリッサさんでした。
エンディングです。
こっちは平常運転……と思いきやラストで増えた!
まとめ
あかりさんの可愛さとかなたの優しさに打ち震えました!
はるかな「レシーブ」には取り戻すという意味があります。だから昔のようなアイドルになりたいと思うあかりさんの考えはあながち間違いでもないのですが、それは彼女の本心ではありませんでした。友達が欲しいと願うのなら、アイドルになるためにビーチバレーをするのは遠回りというもの。
ビーチバレーをやって、あかりさんと遥たちは本当の友達になれました。成美さんに憧れていた彼女が、成美さんと同じようにビーチバレーを通じて救われる――素敵なリフレインだと思います。
かなたが昔の成美さんを助けたように、今のあかりさんを助けようと歩み寄ったことに感動です。みんなで一緒に、あかりさんを影から光に連れ出すことができました。
そして今回もかなたの様々な表情が見られて大満足です。あかりさんを勝負に誘う気の強い顔、スパイクのアドバイスをする優しい笑顔、しょんぼり顔、遥におしおきされて真っ赤な顔など、何度でも見返したくなります。
あかりさんの水着も良いですね。フリルたくさんで、片足には謎のガーターリングがあり、まさに可愛さ重視といったところです。身体を激しく動かすには適していなさそうで、ビーチバレーについては完全に素人であることが読み取れます笑
さて、マネージャーとプロのコーチが部に来てくれました。次回からは血を吐くような本格的な特訓の予感がします。合宿回とかあれば嬉しいですね。
おわりに
以上となります。
長くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。
ありがとうございました。
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