きららタイムアニメブログ

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【はるかなレシーブ】第9話 感想・考察 想いを伝えるあかりちゃん。お揃いのシュシュを身に着けて目指せ全国!

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季節は春に。はるかなとエクレアは共に全国に駒を進めようと切磋琢磨し続けていました。後輩のあかりちゃんはみんなを優しく見守っています。

そんな折に、あかりちゃんはある事実を知ってしまいます。ビーチバレー部を大事に想う彼女の胸中は複雑です。それでも、自分の気持ちをみんなに伝えようと、あかりちゃんは奮起します。OPに映るあのアイテムが登場しますよ。

そして、ついにビーチバレー全国大会の沖縄予選が始まります。

そんな第9話「これが私の気持ちです」。

 

ストーリー

アバン ~ Aパート

あかりちゃんのナレーションから始まります。季節は巡り、春になったそうです。

……はやいっ!

はるかなとエクレアは三年生に、あかりちゃんは二年生に進級しました。そして時が過ぎたということは、大事な大会が近づいているのです。

 

作中の時間が一気に飛んでしまった印象がありますが、それでもはるかなは立派に成長しています。

ただし、一つ問題があります。それは試合経験の少なさです。クレアさんから遥へ、あるアドバイスを送るのでした。

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「迷ったら突っ込め!」

一瞬の判断が勝敗を分けるとのことです。秘策ですよ、秘策!

 

すっかりマネージャーポジションに落ち着いたあかりちゃん。大会の対戦表を受け取ったのですが、その内容をビーチバレー部の面々に伝えられずにいました。

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というのも、実は沖縄予選から全国の本選に出場できるのは1チームだけのようです。前回までは二枠あると思われていましたが、そこから変更があった模様。

そうすると、はるかなとエクレアで全面対決となってしまいます。もしやビーチバレー部分裂!? あかりちゃんは大いに悩みます。

 

悩んだあかりちゃんは、京都の彩紗さんと成美さんに電話で相談します。

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ポニテ成美さん、ちょっとかなたに似てる。

高校最後の大会だから真実を伝えるのが怖いと言うあかりちゃん。成美さんは「だからこそ勝負は勝負」、彩紗さんは「大事なのは自分の気持ちを伝えること」と言います。

なるあやの言葉を受けて、あかりちゃんは黄色い花に目を向けます。「私なりの伝え方」に気づくことができた様子。

 

夕方になってようやく戻るあかりちゃん。みんなが心配する中、あかりちゃんは話します。沖縄予選の本選出場枠が一枠になったこと、大切な仲間だから、部のどちらか片方を応援することはできないということ。クレアさんが拳を握りしめる姿から、その悔しい気持ちが伝わります。

そして、あかりちゃんは紙袋からあるものを取り出し、みんなに渡します。彼女の気持ちであり、彼女なりの伝え方。それは、五つの鮮やかな黄色のシュシュでした。OPで映っていた、あのシュシュです。

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ユウナの花(先ほどの黄色い花)の柄があしらわれています。本当は卒業記念に向けて作っていたとのことで、今日急いで仕上げたという手には、絆創膏がいくつも巻かれてありました。天使や……。

「私、このビーチバレー部が好きです。ここは皆さんがくれた、私の居場所だから」

「たとえ、わがままだって言われても、バラバラになってほしくないんです」

涙を流しながら、大好きなみんなに自分の気持ちを伝えます。

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クレアさんがあかりちゃんの頭を撫でて慰めます。心配しすぎだ、と。そして、「でもありがとうな、あかり」と。普段はシークヮーサーのしーちゃんと呼んでからかっているだけに、ここであかりと呼ぶことの尊さが際立ちます。お姉ちゃん!

遥も肩に手を回して、「友達なんだから!」と笑顔。あかりちゃんは涙腺崩壊です。良かったですね。

 

ビーチバレー部は、試合を正々堂々と戦うこと、終わったらこの砂浜でビーチパーティーを開くことを誓い合います。みんなでお揃いのシュシュを着けて、円陣を組むのでした。

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手を突き合わすところはOP映像にもありました。本編のここに繋がって、感動が身に染みます。もう一回見たくなります。

ありがとう、あかりちゃん。

 

Bパート ~

いよいよ沖縄予選の日がやって来ました。

みんなシュシュを思い思いに着けているのが良いですね。また、はるかなはビブスを上に着ても思い出のミンサー柄がちゃんと見えているのが素敵。

 

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大会の場には、舞さんと愛衣さんもいました。試合には参加しませんが、愛衣さんは大学のツテで審判の手伝いをするそうです。

舞さんは相変わらずの勝気な性格とロリな可愛い表情。一方、愛衣さんは大学生になって大人っぽい雰囲気になりました。くれぐれも彼氏なんて作らないでください。

はるかなが情けない試合をしないか、舞さんは観戦してくれるそうです。べ、別に応援なんてしないんだからねっ!

 

そして大会が始まります。はるかなとエクレアは反対のブロックにいるので、ぶつかるのは決勝戦ということになります。

まずはどちらも順調に一回戦を突破することができました。

 

はるかなの二回戦の相手は、新垣&新垣ペア。どんな人たちだろう、というところで、

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謎の新キャラ二人が登場しました。一人はクレアさんに果たし状を突きつけますが、認知されていません。

彼女たちは、やんばる南高校の新垣姉妹。落ち着いた雰囲気で眼鏡っ子の姉・新垣陽菜さん、やる気に満ち溢れる妹・新垣柑菜さんです。二人合わせて、ようかんペア。姉妹の関係は逆ですが、ペアの雰囲気はエクレアと似ていますね。

柑菜さんは三年前の試合のリベンジということでクレアさんに強い対抗心を燃やしています。早くも決勝でエクレアと相まみえるつもりでいます。

 

はるかな対ようかんの試合が始まります。

まずは遥の鋭いサーブが決まって、はるかなに先制点が入ります。かっこいいジャンプサーブで、努力の成果が見えますね。

柑菜さん、次はレシーブに成功するも、スパイクが遥のブロックに阻まれます。その力強くそびえる壁がクレアさんと重なって見えて、遥をライバルと認識します。

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あっという間にスコアは7-0になります。そこで柑菜さんは、遥を倒すために、ある未完成の技を解禁することに決めます。多少の不安はありますが、優しい姉の陽菜さんがその背中を押します。姉妹愛ですね。

柑菜さんのサーブしたボールは激しく回転し、予想外の軌道で下に落ちます。柑菜さんはスパイクでもその技を見せます(遥に防がれますが……)。

 

観戦する舞さんは、あかりちゃんの隣で解説を始めます。昔の敵が解説役になるというある意味王道の展開。

柑菜さんの技とは、ドライブ。ボールを打つときにドライブ回転を加えることで、速度を上げたり、軌道を下に落としたりすることができます。

しかしそれだけでは通用しないようで、一セット目は21-8ではるかなが取りました。まるで試合よりも遥のブロックと戦っているようだとあかりちゃんは見ます。

 

二セット目も、はるかなが大きくリードして試合が進みます。柑菜さんのドライブ回転を加えたスパイクは遥のブロックを越えられません。

しかし遥は、そのスパイクが少しずつ強くなっていることに気づいていました。風使い・かなたも、風がようかんペアに味方していると懸念を口にします。

 

試合は20-7、はるかなのマッチポイントになりました。

身長に恵まれなくても二人で頑張ってきたという想いを陽菜さんは胸中で語ります。彼女のトスから、柑菜さんのスパイク。

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その一球は、ついにブロックを抜けました。

みなに驚きの表情が浮かびます。けれど、遥に焦りはありませんでした。何故なら、信頼するパートナーがいるからです。

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一人では無理でも、二人で考えて答えを出す。マリッサさんの教えを活かし、力を合わせてボールを取ります。

そして返しのスパイクが砂浜を穿つのでした。はるかな、大勝利です!

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遥とかなたはもちろん、ここで意外な抱擁が。やったぜ!

 

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敗れてしまったものの、最後にスパイクが通用して、柑菜さんは良い笑顔。ようかんの二人は高二と高一とのことで、まだ来年の大会があります。来年こそは優勝してクレアさんや遥を驚かせよう、と姉妹で意気込みます。

 

そして、あかりちゃんが見守る中、ついにはるかな対エクレアの決勝戦が始まります。

 

まとめ

あかりちゃんが天使すぎる! 手作りのシュシュで想いが伝わりました!

OPや第1話のアバンからずっと気になっていたシュシュは、あかりちゃんの想いがこもった手作りの品だったんですね。部のみんなが大好きだという気持ちに溢れています。

 

全国へ進めるのはどちらかのペアだけ。それは悲しいことですが、あかりちゃんはどちらも応援すると決めました。

たった一つの出場枠を賭けて近く争うことがわかっているのに、みんなでお揃いのシュシュを身に着ける――あかりちゃん自身も自覚しているように、わがままなお願いなのかもしれません。でも、想いが伝わって、遥たちはそれを受け入れてくれました。だって、友達だから。

一人(または一ペア)の喜びはみんなの喜びで、同じ部の仲間・友達として繋がっている。そんな素敵な関わりがシュシュに表れています。だからこそ悔いを残さない正々堂々の勝負をしようと遥たちは誓います。

つまりは電話口で成美さんの言った「勝負は勝負」に帰結するわけで、言葉足らずに思えた彼女の発言はすでに状況を達観していたのですね。改めて、さすなる!

 

今回も良い回だったのですが、少し残念に思うことが二点だけあります。

1.時間の流れが駆け足だった。

2.ようかんペアがかませのように映った。

一点目はアニメの構成上、仕方ないのかもしれませんが、学校生活や練習の日々の様子をもっとじっくり見たかったです。また、半年以上経過しているのに前回のお話がまるで昨日のことのように思えるほど、雰囲気に変化が見られないことが気になりました。しかし逆に言えば半年「だけ」とも解釈できるので、どうやって表現したらいいかと言うと自分で指摘しておいてすみませんが難しいですね。

二点目も尺が足りなかったせいなのでしょうか……。柑菜さんがスパイクに固執する姿は良くも悪くもといったところ。遥に対して健闘しているようにはあまり見えませんでした。試合の作画もワンパターンかつあまり動かなかったので残念です。人物の心情や試合の描写は次回のエクレア戦に期待したいです(というか次の記事も並行して書いているのでもう知っていますが、とても良い回ですよ!)。

 

おわりに

以上となります。

非常に遅くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。

ありがとうございました。

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