さて、今週の恋する小惑星は?
- イノ先輩、地学オリンピックに参戦! 見つかる愉快な仲間たち
- 年忘れクリスマスパーティ! 冬のダイヤモンドが照らすあおの涙
- あおの事情に動揺するみら。打開策は同棲!
今週もまた見てくださいね。キラキラな日常が続きます。
そんな第8話「冬のダイヤモンド」。
ストーリー
アバン ~ Aパート
イノ先輩、一歩踏み出す決意の表れで、地学オリンピックに参戦します。
地学オリンピックとは、中高生を対象とした地学の大会のこと。国内の予選・本選を突破した学生から、国際大会に進む代表が選抜されます。
別世界のような舞台に一歩踏み出そうとするイノ先輩のことを、桜先輩は聖母の微笑みで慈しみます。みらにツッコまれてツンデレ発動します。可愛い。
予選会場は東京大学工学部校舎。荘厳!
疎外感とアウェー感を覚えるイノ先輩ですが、隣の席の冴木さんと仲良くなります。
冴木さんは、ここにいるみんなは地学好きの仲間、という気づきを与えてくれました。
試験内容は、地質、気象、海洋、環境……と分野が多岐にわたります。
四苦八苦するイノ先輩ですが、天文分野では意外にもすらすらと解けました。
きっと部室でみらとあおの話を聞いていたからだ、と笑みをこぼします。
試験結果はふるいませんでした。
しかし、冴木さんのような地学好きの仲間が広い世界にたくさんいることを知れて、イノ先輩は満足なのでした。
「一歩踏み出して、私たちよりずっと大きくなっちゃったわね」
桜先輩は後輩の成長が嬉しいよう。
モンロー先輩は受験に立ち向かう元気をもらうことができました。
地学部、クリスマス忘年会をやります!
みらとイノ先輩は準備で大忙し。
新聞部では、イブちゃん先輩と宇佐美さんがもう出来上がっていました。可愛い!
Bパート
地学部年忘れクリスマス鍋パーティ、本番です!
大人の激辛鍋(事故)を食べてわいわい楽しみ、次は屋上で天体観測をします。
冬の夜空を見上げ、冬のダイヤモンドを見つけます。シリウス、リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン、で繋がる大六角形。
そして、卒業を目前にする桜先輩とモンロー先輩からプレゼントがありました。それは、隠し撮りコレクションもとい部活動アルバム。
思い出の写真の数々をみんなで見返します。
すると、どうしてだかあおの瞳から涙が流れ出します。
あおは誤魔化し、本当の理由を語らないのでした。
年始、みら・あお・イノ先輩で神社の初詣に行きます。
甘酒や天然石おみくじなどの楽しみは取っておいて、先にお参りです。
小惑星の発見のお願いを元気いっぱいに叫ぶみら。しかし対照的にあおは複雑そうな表情を浮かべます。
察したイノ先輩、あおの事情を伺うことにします。
実はあお、お父さんの転勤のため3月に引っ越すことになってしまったそう。
「一緒に小惑星見つけようって、約束してたのに……!」
いつになく取り乱すみら。こちらまで痛ましい気持ちになってしまいます……。
イノ先輩はみらを窘め、対策を進めるのでした。
部室で地学部緊急会議! です……。
引っ越し後でもみらとあおの夢を叶えられる方法を検討します。
たくさんの意見を伺うため、桜先輩と新聞部の2人にも来てもらいました。モンロー先輩も勉強が大変な中、LINEで参加します。
(……気付いてあげられなかった)
(……親友失格だ)
会議も上の空で落ち込むみら。
しかし、桜先輩のデコピンで叱咤され、気持ちを入れ直します。
我らがすずちゃんも参加。彼女は、あおを連れ出して駆け落ちするという方法を選択しました。やったぜ!……なのか?
連れ戻して、会議を続行します。
「……どうしてみんなそんなに、私のことを考えてくれるんですか?」
それは、みんな、あおのことが好きだから。
ツンデレ桜先輩なんて昨夜はイノ先輩への連絡が止まらなかったそう。可愛い。
とは言え、決定的な打開策が見つかりません。
そこに、愉快な格好の生徒会長、みさ姉が訪れます。話は聞かせてもらった、的な。
みさ姉は、子供らしい悪足掻きをしろ、と指摘します。
わかりやすく言うと――大学入学を期に家を出る自分に代わり、今の部屋にあおが住めばいい、と。つまりは、みらとあおの同居生活。
まさかのキマシ同棲フラグに、
(私たち、これからどうなるの!?)
というところで、今回はここまで。
次回、第9話「本当の気持ち」。
まとめ
急展開に揺れ動きながらも希望が生まれて次回に繋がるお話でした!
イノ先輩は自身を過小評価されていますが、地学オリンピックに挑戦したり、あおの悩みに逸早く気付いたりするなど、部長に相応しいお方だと思います。
小惑星の発見はみらあおの夢でしたが、それを本気で応援してくれるみんなが集まってくれる構図は素晴らしいですね。良い子たちばかりです。理由を、好きだから、でまとめるすずちゃんも好き。
みらあおの同棲フラグが立ちました。頼む、認められてくれー!
広い世界の光と影
世界は広い。そのプラス面とマイナス面が、今回浮き彫りになったかなと思います。
イノ先輩にとってはプラス。
冴木さんのような、地学を愛する仲間たちがたくさんいることがわかりました。
だから地学の世界に疎外感を覚える道理はなくて、イノ先輩はきっとこれからも前に前にと世界に踏み出していけるはず。
みらとあおにとってはマイナスに働きました。
いくらネット技術が発達しても物理的な距離に勝ることはありません。特に高校生の2人にとっては、学生生活を共に過ごせなくなることがとても辛いでしょう。
新幹線で片道4時間かかる距離。それは高校生にとって、違う国くらいに感じられるのかもしれません。
広い世界が2人を遠ざける。辛い現実でした。
地学部の絆
イノ先輩の部長らしい活躍は先述したところです。
あとは、地学オリンピックでは、天文分野をすらすらと解けていました。地質研と天文部が合併した甲斐があったというか、まさにその象徴のようなシーンでしたね。
ツンデレ桜先輩は、イノ先輩の成長に微笑んだり、みらあおの夢を真剣に応援したり、どこまでもツンデレ可愛かったです笑
モンロー先輩は、受験が大変なときでも打開策をたくさん考えてくれました。
そして何と言っても、冬の星空の下でアルバムを手渡すシーンは最高でした。
本当に嫌だったらこんなの作らないわよ、と若林みたいなツンデレ桜先輩もいましたね。
あおの涙に話が移ってしまいましたが、ここはイノ先輩が号泣してもいいくらいに感動的な展開&切ないBGMでした。
あおの涙、みらの動揺
あおの隠していた事情とは、父親の転勤で3月に引っ越してしまうこと。みらを傷つけたくなかったのか、ずっと黙っていました。
でもアルバムを見て、その楽しかった日々が来年度から失われてしまうことを実感し、涙を流してしまったのではないでしょうか。
事情を知ったみらは、彼女らしくなく動揺してしまいます。
引っ越し自体はもちろんですが、あおの苦悩に気付いてあげられなかったことが二重に焦燥となって押し寄せているようでした。
と、ここだけ抜粋するとシリアスで心痛く感じられるのですが。
救世主みさ姉の提案により、2人は同居、いや同棲するに違いありません。
頼む、認められてくれー!(2回目)
今回のお気に入りシーン
みらをデコピンで叱咤する桜先輩。
意外に豊かな部分がよくわかる態勢をしておられます。
私もデコピンされたい。
おわりに
以上となります。
長くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。
ありがとうございました。