きららタイムアニメブログ

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【まちカドまぞく】第3話 感想・考察 桃さん監修、みんな仲良く飛び道具! 洗濯のタグには気をつけよう

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

桃色魔法少女、封印されし闇の始祖、意味深お母さん、軍師系妹ちゃん――様々な人物の思惑がシャミ子を中心に交錯します。けれどそんなことは露知らず、シャミ子は洗濯に失敗して涙目になります。

そんな第3話「悪夢か吉夢か!? 闇のドアストッパーさん降臨」。

 

ストーリー

アバン ~ Aパート

――目覚めなさい。我が子孫、優子よ。

夢の中(正しくは深層意識の世界)でシャミ子に呼びかけるは、吉田家の祖先であり、闇の一族の始祖であられるところのリリス様でした。角の欠けかたがドアストッパーこと始祖像と同じ。半裸で胸がないなんて言ってはいけない。

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

リリス様はこれまでずっとシャミ子の活躍を眺めておられたそうでして、それを採点すると……5点。サッカー基準と取り違えたシャミ子はぬか喜びしますが、もちろん100点満点の評価なわけで、凹みます。サッカー好きなのかな。

 

さて、リリス様はコーラを飲んでむせたり、鬼のようにダメ出ししたりとやりたい放題でしたが、大事な部分をかいつまんでまとめると、

  • リリス様の一族は、他人の夢に潜り、夢を操る資質を持っている。
  • 勝利したことはほとんどない。
  • 封印が古くなってきている。
  • シャミ子は魂のセンサーが弱い(最大でバリ1くらい)。
  • シャミ母・清子さんのことをご存知。
  • 始祖像に物を供えると封印中に楽しめる → 美味しいモノや雑誌を供えろ!
  • 始祖像をカップ麺の重石にするな!
  • シャミ父のこと始祖像の仕掛けシャミ子に秘められた能力について……

しかし最後の部分は吉田家パンケーキに押し負けて先延ばしに。今後の出現に期待。

 

【悲報】シャミ子、メモする内容を忘れる。

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

【悲報】パンケーキ、美味しくない。

 

家事の手伝いで、シャミ子は一着しかない制服の洗濯をします。ええ、フラグです。

夢の中でご先祖様っぽい人に会ったという話をすると、シャミ母はなんだか意味深な表情を浮かべます。

「そろそろ誤魔化すのも限界かしら。お父さん、あの子成長してます。結果はどうあれ、悔いはないように――」

青空を見上げ、これまた意味深な独り言を呟く母。シャミ父は何処へ、という疑問が視聴者の頭上を浮遊します。

そんな中、シャミ子の制服は洗い方を間違えて縮んでしまっていました。フラグ回収。

 

Bパート

おはシャミー!

制服が壊れた(?)シャミ子、体操服で登校します。やったぜ。

突然窓から現れた桃さんが、シャミ子に制服を貸し出してくれました。これにはさすがのシャミ子も感謝。

新しい制服が来次第、洗濯して返しますとシャミ子。これに桃さんは、

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

「なんとなくシャミ子は家庭的で洗濯が上手そうだし期待してる」

昨日の失敗と相反する重い期待です。がんばれシャミ子! タグの見方を誤るな!

 

その夜。

軍師を志望する妹の良子は、姉に飛び道具の使用を進言するのでした。曰く、体力に頼らない戦法をとるべき。時代は飛び道具! とのこと。できた妹さんです。

 

「時代は飛び道具です!」(妹のパクリ)

翌日の教室にて、シャミ子は自作の割りばし鉄砲を構えて高らかに叫びます。が、近寄って来た桃さんにスカートを捲られました。やっっったぜ!

桃さんは貸し出した制服の丈が気になるようで、裁縫セットを使ってサイズを調整してくれます。ママかな?

さらにはシャミ子の使う飛び道具が気になる様子。なんだかんだで桃さんが飛び道具の監修を行うことになりました。ママかな??

ちなみに桃さん、お裁縫はできるけどお料理は苦手らしい。それでもママだから良し。

 

放課後、飛び道具のための特訓です。

シャミ子と桃さんは、桃さん所有の廃工場にやってきました。所有というのは、昔吹き飛ばしてしまい買い取ったとのこと。そう語る横顔は哀愁のような、なんとも言えない感じ。謎は深まります。

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

シャミ子、追い詰められます。飛び道具と言っても、飛ばすのは魔力。

「出せるか出せないかじゃない。出すんだ。出していこう」

変な穴の空いた壁があるのも相まって、絶対やばい特訓の予感。目汁が出ます。それでも武器は奪われるし尻尾を掴まれるし、シャミ子は逃げられそうにありません。

そんなわけで特訓開始。集中のための棒を使おう、ということで、シャミ子に桃さんの魔法少女ステッキが手渡されます。いやいやいや! 

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

まぞくなんでこういうのはちょっと……と断るも、結局持つことになっちゃいました。ほんのり温いらしい。いいなあ。

 

しかし、魔力は中々飛び出しません。出るのは変な汗ばかり。

「何か叫んだ方が出るかも。何か世界に対してコメントとかある?」

桃さんママしゅきー! って私なら

アドバイスを貰うも、桃さんが例えで挙げたようなダークな内容(闇に飲まれてしまえ、等)はシャミ子の望むところではありません。優しい子なのです。

「フレッシュピーチハートシャワー!」

魔力解放のキーワード、桃さんだったらこう。可愛い!

そこは引っかからなくていいと言われても引っかかっちゃいます。

 

実は桃さん、シャミ子がまぞくとして暴発しないか監視していたそうです。やっぱり引っかかっちゃいます。

それから今度は願望を叫べと言われます。しかしシャミ子が叫ぶのはファミレスの名前。いや技名っぽいけども!

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

「おばか! シャミ子やる気あるのかな!?」

「(私よりも)もっと容赦ない人がいるの!」

いつになく声を荒げる桃さん。さすがの鈍いシャミ子も、どうして会ったばかりの自分に肩入れするのか、と疑問をぶつけます。が、やはり引っかからなくていい(3回目)と躱されてしまいます。

なおも食い下がるシャミ子ですが、飛び道具が出せたときのご褒美として牛ハンバーグを提示され、すぐさま特訓に戻ります。丸め込まれるちょろいやつ泣 がってん。

とにかく思いつく限りの想いを叫びます。そしてついに――

「みんなが仲良くなりますように!」

その言葉に呼応するように、魔力の球が出ました!

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

ちっちゃい。しかも推力が足りないのでカムバックしてきます。当たると筋肉注射くらい痛いらしく、シャミ子は逃げ出しました。なんて不憫な泣

夕闇を共に走りながら、桃さんはしばらくシャミ子を鍛えようと気持ちを決めるのでした。

 

そしてゆるキャンのどんぐりの如く喋る魔力球がシャミ子に見事命中して、今回はここまで。初めての獲物が己とは……。

 

次回予告

健康ランドに行くようです。お風呂回じゃないですか!!

さらには眼鏡装備の杏里ちゃんが可愛かったり、シャミ子の尻尾に変化があったり?

次回、第4話「心研ぎ澄ませ!! 魔法少女の新たなる力」。

 

まとめ

シャミ子はレベルがあがった! 魔力放出をおぼえた!

努力が実を結んだというべきか、まぞくの第一歩をようやく踏み出せた回でしたね。今まではコスプレしてる一般人みたいな状態だったので笑

 

冒頭ではリリス様との対話。夢の中ですら「眠い」とぼやく駄子孫っぷりが可愛い。でもこれってシャミ子のポンコツ描写以外にも、夢の中で現実みたいに行動できる特異性(まぞくの適性)を表しているなんてこと、ないでしょうか。まあ可愛いからいいか!

 

シャミ子の魔力を開放するキーワードは、まさかの「みんな仲良く」。心の本質を表すと言いますが、果たして。客観的に見ると、まぞくらしからぬ平和的で優しい願いに思えます。シャミ子がまぞくに覚醒したにも関わらず暴走しないのは、この心の在り様に由来するのかも?

 

そして桃さんの行動原理が少し見えてきて、しかし深まる謎もあります。

  • 変身したくない・魔法使いたくない(シャミ子救出時を除く)
  • 昔吹き飛ばした工場を買い取った(責任感・財力、強し)
  • 数ある魔法少女の中で弱い方かつ穏健派
  • シャミ子が暴走しないように監視している
  • まぞくに覚醒した子は暴走しがちと考えている
  • シャミ子に強くなってほしいと真剣に考えている(暴走しない程度に自己制御できて、かつ他の魔法少女に倒されないように)
  • みんな仲良く、に反応(共感?)
  • シャミ子の内面を見透かしている、または知っている(かも)

最後の項目は、「シャミ子は家庭的そうだし」を始めとする複数の発言から。でも「洗濯ができる」という勘違いもあるので真偽は不明(あえて発破をかけた、将来の彼女を知っている、という深読みができなくもないけれど)。

 

以上を考慮すると、桃さんはかつての戦いで多くの魔族――暴走した元人間を討伐または封印した、辛い過去があるのかもしれません。その中には、工場を吹き飛ばすような、一般人にも被害が及ぶこともあった。桃さんにとって工場の買い取りやシャミ子の監視というのは、言わば罪を償う代償行為であり、弱い自分の影をシャミ子に重ねている――

いや、きららでそんなシリアスな展開ある!? ないですよね?

あるいは、

  • 実は、シャミ子の覚醒は2度目。1度目(6年前)で暴走状態のまま桃さんと対峙して壮絶に戦った。
  • 第1話の朝を起点にループしている。何度繰り返しても悲しい結末を迎えるシャミ子を救うために桃さんは同じ時間を繰り返している。

 

妄想が尽きないので。そろそろ締めましょう。

 

今回のお気に入りシーン

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©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

見せて見せて、とせがむシャミ子。照れ気味(?)な桃さん。いつにない立ち位置で可愛いすぎか!

これだけ可愛いならそりゃあ引っかかりますよ。ええ。

 

おわりに

以上となります。

箇条書きって便利ですが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。

ありがとうございました。