シャミ子を依り代にして現世に降臨するリリス様。満を持しての活躍やいかに。
膨れ上がった借金を返済するためバイトに静を出すシャミ子。そこに現れた桃さん、まさかの2度目の変身!
そんな第4話「心研ぎ澄ませ!! 魔法少女の新たなる力」。
ストーリー
アバン ~ Aパート
前回のまちカドまぞく! なノリでシャミ子が振り返ります。本ブログではぜひこちらをご覧ください。
学校にて、始祖像にお祈りとお供え物を捧げるシャミ子。
始祖像の存在は、実は桃さんに初耳の情報。というわけで桃さんが像を調べると、あれ、底のところにスイッチが……?
安い家電のようなスライドスイッチを、桃さんはONにします。変なギミックがあるなら私がここで対処する、とのこと。
そして、なんとシャミ子はめのまえがまっくらになった!
気がつくと、そこはリリス様と対話ができる深層世界。ばっちり部屋着でくつろぎモードのリリス様がいらっしゃいました。今回の顛末のご説明。
- そこそこの電波
- いいお天気
- ちょうどいいお供えカロリー
- ご先祖スイッチON!
以上の条件を満たすことで、リリス様が子孫の身体を借りて戦うことができる! びっくりなシャミ子を置いて、駆け出すリリス様。
シャミ子を依り代に、現実世界に降臨するリリス様。CVが高橋未奈美さんになります。
シャミ子の祖先と聞いた桃さん、リリス様を「シャミ先」と命名します。さらには噛んでる彼女にくすっと笑みを送ります。
これに加えて様々な気遣いに怒り心頭のリリス様、ついに暴力行為に訴えます。……が、弱い! すぐに息が上がるし首と肩が凝ってるしうっすら目が悪い……とdisり放題(これでも略してます)。
ならば魔力で戦う! ……先日のシャミ子よりは大きな魔力球を飛ばしますが、やっぱりUターンして自傷ダメージ。これにはギャラリーも笑いを堪えるのに必死です。別の意味で効いてる効いてる笑
「いやーごめんなさい。でもいつものシャミ子の方が好きっす」
杏里ちゃんがさりげなく尊い発言。そんなわけで、これ以上シャミ子の身体が傷まないように、桃さんたちはリリス様を鎮めようと動き出します。
「冥土のみやげはありますか……」。可愛い。諦め早い!
気がつくと、そこは多魔健康ランドであった。もうお風呂に入浴した後であった。いつからお風呂回だと錯覚していた? 入浴シーンないじゃん!? という視聴者の悲鳴と浴衣シャミ子でかいな(胸が)という歓喜はさておいて。
リリス様の最後の望みとして一行はお風呂祭りに来たのでした。
代金はきっちりシャミ子のツケになっていました。絶望のシャミ子は元を取ろうと改めて入浴に赴きます。私も一緒に入りたい。
Bパート
桃さんへの借金が雪だるま式に増えていくシャミ子。これでは雪だるまぞくです。
眼鏡杏里ちゃん可愛いなあ、なんて思ったのも束の間、彼女は怪しい高額バイトをシャミ子に勧めるのでした。バーニラバニラ……ではなくて、試食コーナーの売り子さん。
吉田家は月4万円生活の呪いにかかっています。シャミ母によると、稼ぎすぎたマネーは運命レベルで逃げていくとのこと。シャミ子に気をつけてバイトするよう忠告します。
シャミ子は身体が弱いのでよく病院のお世話になっている……と、さりげなく重要そうな情報も出ました。運動音痴でこそあれ、今の様子からはあまり想像つきませんが、果たして。
数日後、そこには元気にウィンナーを焼くシャミ子の姿が!
バイト制服のシャミ子可愛い。
シャミ子はふと、自分が何の為に戦っているのか、魔法少女を倒して何がしたいのか、という目的について振り返ります。が、あまり深く考えてこなかった自分自身に気がつきます。
危うくウィンナーが目的になりかけたところで、桃さんが現れます。
うっかり「あーん」する形になりました。やったぜ!
桃さんは、シャミ子を
「まぞくに覚醒しても理性を保っていてすごい」
「正規ルートで借金を返そうとしていて偉い」
とコウペンちゃんみたいに褒めちぎります。これまでもっと凶悪な魔族を見てきた過去が少し窺えますね。
謎に褒められた反動からか、シャミ子は勢いあまってホットプレートを落としてしまいます。それを見た桃さん、魔法少女に変身! 0.0080秒! 自己ベスト更新!(誰)
やはり可愛い。
シャミ子が目を開けると、そこには爪楊枝が刺さって元気にお皿に載っているウィンナーたちの姿が!
「魔法少女時代にはあんまりいい思い出なくて、変身は控えたかったよ」
それでも変身したのは、シャミ子のがんばりを守るためでした。しかも最初に出た言葉は「火傷とかしてない?」ですから、いやもう優しすぎか!
昔はパワーでゴリ押しするタイプだったという桃さんですが、このウィンナー救出という短時間の繊細な動作を経てゾーン的なものを身に着けたそうです。これにて破壊力A、スピードA、精密機動性A。たぶん成長性も高い。
いつにもないギャグっぽい表情が素敵なのですが、シャミ子的には倒しづらくなった泣
桃さんはシャミ子の売っているウィンナーをたくさん買って行きます。美味しかったし、と本人は語りますが、やっぱりシャミ子が売っていたからですよね!?
帰りの途につく桃さんに、シャミ子は声をかけます。
「これで勝ったと……いえ、そうじゃないです。ありがとうございます」
「こちらこそ」
両者の心境やいかに。
バイト終了。
シャミ子の多大なる労働で売れすぎた結果、なんと貰えるはずだったご褒美のウィンナーは無くなってしまいました。代わりに手渡されたのはゲキヤスヨーグルト(半額シール付き)。
「これで勝ったと思うなよー!」
深層世界のリリス様。桃さんのことを「悪い奴ではなさそうだ」と評します。
けれど注目はすぐに別府温泉に持っていかれて、今回はここまで。
次回予告
シャミ妹・良子ちゃん。
桃さんのことを姉の親友と思っているようです。当たらずも遠からずではありますが。
親友なら杏里ちゃんもいます。そして小倉さんも怪しい動きを見せています。
次回、第5話「町内は罠だらけ?? 崖っぷちまぞくの新たなる能力」。
まとめ
桃×シャミが尊い! 尊すぎるお話でした!
「がんばりを無駄にしたくなかった」って、いやどんだけシャミ子のこと好きなんですか桃さん。シャミ子も桃さんを追いかけて「ありがとう」って微笑んでるし。もう付き合っちゃいなよ!
Aパートではリリス様の操作でシャミ子が傷まないように心配するところも良かったですよね。杏里ちゃんのさりげない愛も垣間見えて中々良い展開でした。すこ。
シャミ子は自分のまぞく道?について振り返るシーンがありました。
私が見るに「月4万の呪いを解いて美味しいもの食べまくること」が目的なのだ、と思っていたのですが、どうやら本人はほとんど考えていなかったようです。
それなのによくわかってないまま魔法少女を倒そうと奮闘していたのは、シャミ子がポンコツなのか、もしくはまぞく覚醒による無自覚な暴走を起こしていたのか。……まあ前者っぽい気がします。
桃さんについて、新たな情報が得られました。
- 魔法少女時代にあまり良い思い出がない。
- 昔は力でゴリ押しするタイプだった。今回で繊細機動に磨きがかかった。
これまで見てきたであろう悪い魔族覚醒例も語られましたし、桃さんの闇っぽい過去がさらに気になります。
桃さんは強くなれたことに喜ぶ様子がありました。変身に躊躇いはあるけど、強くはなりたい。その想いの源泉は果たして何でしょうか。作中2回の変身はどちらもシャミ子を守るためでした。やっぱり桃さんが魔法少女を続けている理由は「大切な人を守るため」とか? ママですやん!
最後の、シャミ子の感謝に返した桃さんの「こちらこそ」も気になるポイントです。なぜ桃さんが感謝したのかについて考えましょう。
一つ目は、強くなれたから(ゾーン的なもの、繊細な動き)。
二つ目は、美味しいウィンナーを買えたから(シャミ子のスマイル付き!)。
三つ目は、魔法少女の変身に踏み切れる勇気をシャミ子に貰えたから。
四つ目は、良いことよりも辛いことの方が多かった魔法少女の思い出に、シャミ子を守ることができた・感謝されたという喜びが新たなページとして刻まれたから。
これらの重なりかもしれない。あるいは、桃さん自身も感謝の気持ちの正体が掴めていないのかもしれない。だからこその、ちょっとぎこちない笑顔なのではないでしょうか。
個人的には四つ目が好きです。尊いし!
今回のお気に入りシーン
やはりここの一連における桃さんの語り。
ちょっと物悲しい風なBGMが桃さんの心情を慮らせます。同時に、桃さんとシャミ子の絆が深まっていくのを感じさせます。
胸のサイズも含めて対照的な二人です。これから互いに足りない部分を補い合い、助け合う関係になっていくとまたさらに尊い。
おわりに
以上となります。
長くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。
ありがとうございました。