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【球詠】第10話 感想・考察 強豪校・梁幽館を相手に新越谷の健闘! 戦略とチームワークで勝つ!

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ついに始まる、全国レベルの強豪校・梁幽館との試合。

個人がハイレベルな技術と経験を持つ梁幽館を相手に、新越谷は戦略とチームワークで戦います。

相手の力を推し量りつつも一進一退の攻防。

詠深の魔球は、打たれはしないものの、早々に打者に見切りをつけられてしまいます。どこまで通用するのか――?

そんな第10話「見せつけてやろう」。

 

 

ストーリー

アバン ~ Aパート

強豪校の梁幽館、練習の段階からプレッシャーを感じさせます。

それでもキャプテンの中田さんは、詠深への警戒を怠っていませんでした。

 

先攻は新越谷。

1番の珠姫、昔バッテリーを組んでいた吉川さんの球を見極め、初球からヒットをとります。

2番の菫はバントを決めます。3番の稜も、アウェーな雰囲気に負けず一塁打です。

流れに乗って4番の希も打った! ……と思いきや、

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©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

相手の守備が飛んで、ボールを捕りました。戦略を上回る敵の高い個人能力に、芳乃は震えます。

 

5番は怜さんです。

実はキャプテン、強打者アピールをしてほしいという作戦を芳乃からオーダーされていました。そして、もちろんできることなら点を決めにいってほしい、と。

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©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

怜さんの打球は守備を抜け、ランナーをホームに帰します。見事にオーダーを果たしたキャプテン。さすが打点マニア!

 

得点は1点止まりですが、まずまずの結果。今度は守備に回ります。

1番の相手打者は、二球目のツーシームをファールとは言えいきなり外まで飛ばします。

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©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

出し惜しみできないと悟った珠姫、詠深の魔球で抑えました。梁幽館に戦慄が走ります。

 

しかし2番の相手は早速、魔球を見極めに来ます。打てる球を拾われて一塁打。個人能力の高さ、出ていますね……。

3番はバントを決めます。

そして回ってくる、4番打者・キャプテンの中田さん。

 

Bパート

全国レベルのスラッガーである中田さんを相手に、新越谷がとった行動は敬遠

会場からブーイングが飛びます。が、中田さんはむしろ冷静な判断だと褒め称えます。

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©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

敵ながらめっちゃ良い人……。希はちょろかった。

 

5番打者には、魔球の後の内角高めストレートを読まれ、打たれてしまいます。

これにより1点を失ってしまうも、怜さんと理沙さんの連携により、3アウト目をとることができました。キャプテンかっこいい!

 

2回表です。

2アウトまで追い込まれるも、好走塁のカバーで息吹が二塁まで来ます。

良いところまで行きますが、高い守備に阻まれ、得点できませんでした。

 

2回裏。

詠深の気迫の入った投球により、3人の打者で抑えます。

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©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

吉川さん、ライバルの実力を認めつつ、次は打つと意気込みます。

 

3回表。

力んでいた投手の吉川さん、守備を信じろという中田さんの言葉に、落ち着きを取り戻します。

それにより、新越谷は折角の上位打線も得点を上げることができませんでした。

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©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

芳乃の表情に焦りが浮かびます。

 

 

というところで、今回はここまで。

次回、第11話「これが全国レベル」。

 

まとめ

手に汗握る一進一退の攻防でした! 

しかし拮抗していると思っても……梁幽館の攻撃や守備のプレーでは所々でドキリとさせられました。強者の風格が各所に現れていて、いつ流れを取られるかわからない恐怖感があります。

新越谷は経験と技量では劣っていても、戦略とチームワークで戦います。今回の引きでは雰囲気がやや下降気味にありますが、次回ターニングポイントを作れるかに期待です。

ちなみにどちらのキャプテンも、人間味がありつつ頼れる感じで好きです笑

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©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

いかにもホームラン打ちそうな中田さん。格下相手でも侮らない、良いところは素直に褒める、部員のミスを責めずに上手いアドバイスを送る――という強キャラの要素をこれでもかと備えています。胸も大きい。

勝てるのか? いや、勝ちたい!

 

ボールを交わして気づく、お互いの変化

昔バッテリーを組んでいたこともある珠姫と吉川さん。バッターボックスに入ることで、お互いの変化に気がつきます。

珠姫から見た吉川さんは、全員から三振を奪おうとするような気迫や闘志が消えて、仲間と連携して落ち着いて投げるようになっていました。奇しくもそれは、詠深とは真逆です(珠姫は詠深の方が好き)。

吉川さんから見た珠姫は、大きな声を出して楽しく、そして全力でプレーするようになっていました。良いピッチャーと出会い変わった様子に、闘志をみなぎらせます。

この試合では投手対決にも期待ですね。

 

今回のお気に入りシーン

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©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

会場の野次に毅然とした態度で言い返す希ですが、速攻で論破されてぐうの音も出なくなってしまいます。可愛い。

 

おわりに

以上となります。

長くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。

ありがとうございました。