夏の大会が始まります。
開会式の会場には、珠姫と昔バッテリーを組んでいた吉川さんの姿が。遭遇した詠深と元カノvs今カノのマウント合戦を始めます。勝負の行方や如何に……。
そして一回戦の相手は影森高校。ハイテンポな試合ペースに翻弄されます。
閉塞した雰囲気を打ち破ったのは、あのロマン砲。
そんな第8話「ゼロから」。
ストーリー
アバン ~ Aパート
大会の開会式です。大宮公園野球場に訪れます。
詠深たちは、柳大川越の大野さんと朝倉さんに再会します。お互い、勝ち上がった先で再戦することを誓い合います。大野さん、良い人です。
一方、珠姫たちは、珠姫が元バッテリーを組んでいた投手、吉川和美さんに出会います。
今は梁幽館という強豪校で活躍する吉川さん。珠姫といちゃいちゃし始めます。
その様子を見つけたのは、現バッテリーを組んでいる詠深……。
詠深と吉川さんは、あたかも今カノと元カノのようなマウント合戦を始めるのでした。
あわやスクール○イズの惨劇が始まるという前に、2人は「珠姫がいなかったら今の自分はここにいない」という想いを共有して場が収まるのでした。
いよいよ初戦が始まります。
相手は影森高校。無名校ながらも、全ての試合を短時間で決着&強豪相手にロースコアで抑えているという、得体の知れないチーム。
独特なハイテンポの試合展開を警戒した芳乃は、先発投手に理沙さんを起用。真のエースである詠深を温存する作戦です。
初球は適当なストレートで打たせて、捕ろうとします。しかし、白菊がエラーしてしまいます。実は試合に元剣道仲間や母親が観戦しにきており、プレッシャーがあったのです。
そこからも影森高校の早打ちに押され、早速1点を奪われてしまうのでした。
Bパート
ピッチャーの代わりにサードを守る詠深の活躍もあり、なんとか1点で抑えます。
攻撃に転じる新越谷。
しかし、相手投手のスーパーなクイックモーションに翻弄され、三者凡退。これが公式戦の厳しさ、とキャプテンの怜さんが語ります。
試合はお互いが追加点を得られないまま進みます。
次の新越谷の打者は白菊。何か考えがある様子。
「この勝負の間合いは、およそ八間と見た」
「神仏照覧!」
剣道の経験から、相手の速度と間合いを見抜いて振りかぶる白菊。芯を捉えたボールはなんとホームラン!
新越谷に初得点。ナイス白菊ロマン砲でした。
影森高校の野球スタイルは、まるで相手チームのことが眼中にないかのよう。
芳乃、影森高校は身内だけでやる野球が好きなのでは、と考えます。
その考えは正解でした。
敵と戦っても退屈。早く帰ってみんなと練習がしたい。そんな想いから生まれたのが、早く試合を終わらせるための速攻の試合展開だったのでした。
理沙先輩に代わり、息吹にピッチャーを任せます。
そんな息吹に芳乃が指示するのは、影森の投手・中山さんと同じアンダースロー投法。
見事にコピーした投球は、影森の動きを乱れさせます。
それは中山さんにも……。
淡々と投球していた中山さんの表情に、初めて対抗心が浮かびます。
芳乃、
(影森、やっとこっちを見てくれたね……!)
というところで、今回はここまで。
次回、第9話「流れの作り方」。
まとめ
大会の始まりと初の公式戦ということで盛り上がって来た回でした!
Aパートでは、珠姫のバッテリーの今カノ元カノマウント合戦が面白かったですね笑 どちらも珠姫への愛が溢れていました!
ぜひ勝ち進んで、投球でも対決を見せてほしいなと思います。
Bパートでは、白菊の最高なホームランで爽快な気分になれました。息吹もコピー投球で活躍していました。
やっと本心を覗かせた影森の中山さんとの想いのぶつかり合いが、次週気になります。
球審の好み、判定基準
高校野球ではテキパキした進行が好まれるとのことで、そういう球審の好みも意識して試合運びをする必要があるのだなと感心しました。
影森高校は自分たちのためだけを考えてハイテンポな野球を組み立てていましたが、奇しくもそれが公式戦にハマっていたようです。
次週は中山さんの投球がどう変わるのか、あるいは自分たちのペースを保ち続けるのか、気になるポイントだと思います。
今回のお気に入りシーン
「詠深ちゃん好き~」
守備を務めあげてくれた詠深に、感謝で抱きつく理沙さん。
チームメイトの信頼って美しいですね。やったぜ。
おわりに
以上となります。
長くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。
ありがとうございました。