スポコンに欠かせない合宿回です!
昼は練習、夜は先輩たちのエモい会話。
他校との練習試合があるものの、新越谷は連敗を重ねてしまいます。
責任を感じる希に、芳乃がとった行動とは……。
そんな第5話「ススメ!! 泥沼連敗街道」。
ストーリー
アバン ~ Aパート
新越谷野球部、GWに学校で3泊4日の合宿!(コロナのない世界線なのです)
コーチの藤井先生の謎の強打力に圧倒されたところで、マネージャー兼参謀の芳乃が数名に対して面談を実施します。マッサージもします。やったぜ。
芳乃が見ていたのは、ピッチャーの適正。詠深ひとりではスタミナや怪我的に厳しい場面を想定して、控えを用意しようという話。選ばれたのは、理沙さんと息吹でした。
息吹は、遅いけども有名選手を完コピした姿勢で投球します。
理沙さんは、どっしりと重い球を投げます(体重のことではありません)。
負けていられない! と詠深も、顔面四分割法によって魔球のコントロール力を上げます。
合宿初日が終わります。その夜、怜さんと理沙さんの先輩コンビが語らっていました。
共に野球部に残ってくれたことを感謝する怜さん。理沙さんは、中学の頃からずっと、怜さんのことが目標だったと言います。
そんなエモい会話を、詠深たち後輩勢も陰でこっそり聞いていました。そして、改めて気合を入れるのでした。
Bパート
ここで衝撃の事実。
藤井先生、なんと新越谷高校が埼玉4強だった頃の野球部OGだったそうです。マッサージを受ける声が艶やかです。
合宿メニューの中には、他校との練習試合が二つあります。
慣れない息吹・理沙さんの投手起用もあったとは言え、どちらの試合も負けてしまいます。色々と弱点などに気付ける良い機会だったのですが、そんな中、特に落ち込んでいたのは希でした。
合宿とGWが終わり、学校が始まります。
中間試験で意外と詠深の成績が優秀なことがわかったり、魔球が死神の鎌(デスサイズ)の異名を取ったり。
夜のグラウンドにて、みんなが帰ったあとにひとりで残って練習する希の姿を、芳乃は見つけます。鬼気迫るようにひどいスイングをする希を見て、芳乃はあえて明るい調子で飛びつきます。
希は、得点圏でヒットを打てないことに悩んでいました。前回の練習試合も、中学の最後の試合も。みんなで勝つために、と強い責任感を訴えます。
そんな希に、芳乃は言います。
「全部ひとりでやろうとしないでほしいんだ。ひとりで頑張って、孤立して、一度は大好きな野球から離れようとした人、知ってるから」
フラッシュバックするのは、1話で語られた詠深の過去。
ひとりじゃなく、みんなで頑張る。みんなで全国に行こう、と伝えます。
芳乃は希の手を取り、2人は幸せなキスを……ではなくて、これから一緒に練習すること、そして、希に4番を背負ってほしいと言います。
というところで、今回はここまで。
次回、第6話「希望を胸に…」。
まとめ
スポコンに欠かせない合宿回! 戦力増強したり、先輩たちのエモい話を聞けたりと、良いエピソードでした!
サブタイ通りの連敗街道を進んでいる新越谷ですが、次こそは勝てるのでしょうか? 鍵を握るのは4番バッターになる(?)希なのかもしれません。
みんなで力を合わせて勝つ! という想いをひとつに、頑張ってほしいですね。
目的意識を持って
理沙さんの想いが語られた回でもありました。
停部後も野球部に残り続けた理由は、憧れの怜さんと共にマウンドに立つため。本人はエゴな理由と自称しますが、まぎれもなく尊いものでした。
確固たる目的があったからこそ、耐え忍ぶことのできた理沙さん。
一方、今回の希や前回の詠深は、目の前の試合に勝とうという漠然とした想いが先行して、上手く行動に結びつけることができていないようでした。
けれど、導いてくれる素敵な嫁、もとい友がいました。
「みんなで力を合わせて」「全国に行く」
この想いを常に忘れずに戦う目的意識があれば、彼女たちはもっと強くなれると信じています。
今回のお気に入りシーン
高校生は部活だけでなく勉強も大事!
成績の振るわない子を、芳乃アイが射貫きます。
私もこの目で蔑まれたい。
おわりに
以上となります。
長くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。
ありがとうございました。